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遺言の悩み相談6
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Q10.公正証書遺言のメリット・デメリット

遺言の悩み
公正証書遺言を作成するメリット・デメリットについて教えてください。
公正証書遺言を作成する主なメリットは、次のとおりです。
チェック法律に詳しい公証人が作成するため、遺言内容や様式不備による無効の心配がない!

チェック遺言書の原本は公証役場で保管(20年間 or 遺言者が100歳に達するまでのどちらか長い期間)されるため、万が一、正本や謄本を紛失したとしても新たに交付してもらえる。また、変造や隠蔽の恐れがない!

チェック公証人と証人2名の立会いの下、遺言者の意思を確認しながら遺言書を作成するため、遺言の効力をめぐっての争いが起こる可能性が極めて低い!

チェック検認手続き(家裁で遺言書を開封すること)が不要で、相続開始後、直ちに遺言書の内容を実行に移すことができる!
また、遺言書を作成する際には、どの方式を選択しても、原則、遺言者本人の署名が必ず必要になってきますが、公正証書遺言では、遺言者本人が署名できないような状態にある場合、公証人がその旨を附記することによって署名に代えることも可能です。

つまり、字の書けない者であっても遺言を残すことができるというわけです。

では次に、公正証書遺言のデメリットについてお答えしましょう。
チェック公証人が関与する遺言方式なので、自筆証書遺言ほどの手軽さはない…

チェック遺言書作成手数料としての費用がかかる…

チェック2名以上の証人を必要とするため、遺言内容の秘密が保ちにくく、絶対に内容を知られたくないという人には不向き…
公正証書は証人を必要とするため、遺言の存在や内容を内緒にしたい方にとっては抵抗のある遺言方式と言えるかもしれませんが、近親者に知られたくない方は、弁護士や行政書士といった職業上、守秘義務のある方に証人になってもらうことで、極力秘密を守ることは可能です。




Q11.自筆証書遺言のメリット・デメリット

遺言の悩み
自筆証書遺言を作成するメリット・デメリットについて教えてください。
自筆証書遺言を作成する主なメリット・デメリットについては、次のとおりです。
メリット

チェック費用がかからない!

チェック公証人や保証人を一切必要としないため、いつでも手軽に作成することが出来る!

チェック保証人を必要としないため、遺言内容の秘密が保持できる!
デメリット

チェック家庭裁判所の検認手続きが必要なので、すぐに遺言内容を実行に移すことができない…(検認を無視して開封すると罰金)

チェック法律に詳しくない者(遺言者)が作成する場合、様式不備などにより、遺言そのものが無効になる恐れがある…

チェック遺言書の保管方法によっては、偽造や変造の恐れがある…

チェック遺言書の保管場所によっては、相続人が遺言の存在に気付かない場合もある…
自筆証書遺言を作成する一番のメリットは、時や場所を選ばず、いつでも残したいときに作成することができる点にありますが、一方で、民法にある遺言方式に従って作成しないと遺言内容が無効となってしまう恐れがあるといったデメリットが挙げられます。

そのため、自筆証書遺言を作成する方には、それなりの法知識が求められます。

なお、最近は市販の遺言作成キットなども販売されているので、遺言を作ろうと考えている方は、この手の市販キットを利用してみるのもよいかもしれません。